食生活を始めとする生活習慣を整えることが、
うつ病の予防に繋がります

帝京大学医学部精神神経科学講座主任教授
功刀浩医師

1986年、東京大学医学部を卒業。帝京大学精神科学教室を経て、1994年ロンドン大学精神医学研究所にてRobin Murray教授の指導下に疫学・分子遺伝学的研究を行う。以後、精神疾患の生物学的研究を継続的に行っている。1998年帝京大学医学部精神神経科学講座講師を経て、2002年国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター神経研究所 疾病研究第三部部長、2017年より同センターにて気分障害先端治療センター長を兼務。2020年より帝京大学医学部精神神経科学講座教授。2021年より同主任教授。専門は統合失調症やうつ病の脳科学、新たな診断・治療法の開発。最近は、脳脊髄液を用いたバイオマーカーや創薬標的分子に関する研究に精力的に取り組む。また、食生活・栄養に着目した研究も積極的に行っている。「心の病を治す 食事・運動・睡眠の整え方 ココロの健康シリーズ」(翔泳社)、「こころに効く精神栄養学」(女子栄養大学出版)など多くの著書がある。