潰瘍性大腸炎は個人差が大きい病気です。体調によっても左右されるため、管理栄養士とよく相談してみましょう。
自分に必要なエネルギー量を摂りましょう
活動期には炎症によりエネルギー消費量が増えるため、一般的に潰瘍性大腸炎患者さんの食事では高カロリーであることが推奨されてきました。
しかし、活動期にあって運動量が減っている場合は、必ずしも高カロリーでなくていい、という考え方になってきています。
個人差が大きい病気ですので、管理栄養士とよく相談することが大切です。
適正な体重を維持することが大切
エネルギー量が足りているかどうかは、体重変動が重要な指標になります。摂取するエネルギー量が多ければ体重は増え、消費量が多ければ体重は減少します。
「04 寛解を維持するための食事」では、食事記録をつけることをおすすめしました。毎日の食事記録と同時に、体重も計測し記録しましょう。
標準的な体重、または体調が安定しているときの体重を基準として、体重変動がないことが目安になります。
<参考>『炎症性腸疾患患者さんの食事についてQ&A』難治性炎症性腸管障害に関する調査研究(鈴木班)
文/おいしい健康編集部