脂肪と食物繊維のほかにも、香辛料などは腸の負担が大きいので注意が必要なもののひとつ。詳しくチェックしてみましょう。
下痢や腹痛の悪化につながることも
炎症性腸疾患の患者さんにおいては、一般的に辛みの強い香辛料は控えた方が良いとされています。
ただし、香辛料には辛みの強いもの以外にも、ハーブのような香りづけのために使われるものもあります。
辛みの強い唐辛子やペッパー類、からし、わさびなどは、下痢や腹痛の悪化などにつながりやすいといえます。そのような香辛料を使う頻度や量には気をつけましょう。
●辛さのスパイス
唐辛子、からし、ペッパー、しょうが、にんにく、マスタード、わさび
●香りのスパイス
クローブ、シナモン、ナツメグ、バニラビーンズ、ゆず
●ハーブ
オレガノ、パクチー、セージ、ミント、バジル、パセリ、ローズマリー
<参考> 『炎症性腸疾患患者さんの食事についてQ&A』難治性炎症性腸管障害に関する調査研究(鈴木班)
文/おいしい健康編集部