飲酒や喫煙はもちろん、日々の運動など、どんなことに注意すればいいのでしょうか。嗜好品や生活習慣について解説します。
カフェインは制限しなくてOK
カフェインを含む飲料を飲んでも症状が悪化しないようであれば、制限しなくても大丈夫です。*1
ただし、多量に飲むことで消化管を刺激し、下痢等の症状が引き起こされることもあるので気をつけましょう。
飲酒量には気をつけましょう
アルコールは消化器官に負担がかかるため、体調に応じて調節を。適量に抑えるといいでしょう。*1
活動期においては下痢が悪化することがあるので、気をつけましょう。
喫煙はやめましょう
どの研究でも一致して、喫煙はよくない経過をとることがわかっています。様々な観点からみても有害ですので、禁煙しましょう。
体調がいいときは運動をしましょう
寛解期にあり、体調がいいときは運動をしても問題ありません。 適度な運動で筋肉量を維持することも重要です。
しっかり睡眠をとりましょう
寝不足はからだにストレスをかけることになり、再燃に影響する可能性もあります。睡眠時間を十分確保し、良質な睡眠を心がけましょう。
*1『潰瘍性大腸炎とクローン病の栄養管理』P106 講談社
<参考>『クローン病・潰瘍性大腸炎の安心ごはん』女子栄養大学出版部
<参考>『炎症性腸疾患患者さんの食事についてQ&A』難治性炎症性腸管障害に関する調査研究(鈴木班)
文/おいしい健康編集部